デジタルがリアルを飲み込んでいく…

digital

久しぶりにドキドキした。

プロジェクションマッピング、Perfume、そして真鍋大度。ご存じない方は今すぐにでもこのキーワードで検索してください。カンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルで賞をとったなんていうことよりも、彼のそのクリエイティブにドキドキしたんだ。例えば東京都現代美術館でのパフォーマンス。株式市況をリアルタイムに映像化していくというものだけど、テーマはユニーク、技術は高度、そして何よりもクリエイティブが美しい! これがシビれるシビれる!!

ドキドキしながら妄想が拡がっていった。

デジタルがリアルを飲み込んでいく…。

それは単純にデジタル技術がリアルな生活を侵食していくという論理ではない。というか、その逆転の現象が起きていて、それが自然回帰とかそういう事じゃなく、でもやっぱり「人肌恋しいよね」というような、まさに現実レベルでリアルなところに降りてきたもんじゃないかな、と思ったりしている。

ちょっとわかりにくい話になってしまったけど、なんか最近Perfumeの歌声が肉声に近づいてきたかなとか、ニコニコ動画とかでネットに生息していた住民が超会議やオフ会なんかで外に出てきたり、初音ミクの曲を生歌で歌う人が出てきたり…。

そんな現象を見ていて、現実世界がデジタル化していっているような感じがした、ということ。それはそれで新しい枠組みができてきているように思うんだけど、2次元の住人もリアルを求めていることにちょっとホッとしたりして。

ただなんだかんだ言って、やっぱり根源は「ブレード・ランナー」なんだよなあ。人間より人間化したレプリカント。ああ、これも知らなかったらググッてみてくださいね♡